水球男子 リオ銅イタリアに善戦も…7-9で敗戦
「水泳・世界選手権」(17日、光州)
水球男子1次リーグD組の日本はリオ五輪銅メダルの強豪イタリアと対戦し、7-9で敗れた。
第1ピリオドこそ0-2だったが、第2ピリオドで2-1と巻き返して以降はシーソーゲームが続く。第4ピリオド残り3分47秒でエース稲場悠介(新潟産大)がシュートを決め、再び1点差。しかしGKとの一対一を決められないなど好機を生かせず、金星はならなかった。
2メートル近い体格を誇るイタリアを相手に2ゴールした168センチの荒井陸(あつし・25)=プラザハウス=は「日本のスピードは世界トップクラス。手応えはあった」としながらも「はっきりしたところに打ち分けられなかった」と無念の表情。強力な相手守備陣に何度もシュートを阻まれた。
日本はリオ五輪に32年ぶりに出場するも、5戦全敗。東京五輪へ向けて強化を進めてきた。大本洋嗣監督(52)は「これまではシュートを打つところさえ持って行けず、何もさせてもらえなかった。シュートが入るかどうかのせめぎ合いまで行けた。負けてしまったが、リオ五輪後の3年間で一番いい内容だった」と振り返り「勝てなかったことも含めて大きな収穫」と話した。
日本は19日にブラジル代表と1次リーグ最終戦を行う。