競泳ジャパン「璃花子の分も」で団結 世界選手権本番プールで練習
「水泳・世界選手権」(18日、韓国・光州)
17日に韓国入りした競泳日本代表の大橋悠依(23)=イトマン東進=らが本番プールで練習を行った。代表チームは出発前の16日に行ったミーティングで、チーム最年長の鈴木陽二コーチ(69)から「璃花子の分も頑張ろう」と、白血病で闘病中の池江璃花子(19)=ルネサンス=のためにも団結して戦おうという話があったという。平井伯昌監督(56)が明かした。
代表チームは出発直前まで都内のナショナルトレーニングセンターで合宿を実施。夜の全体ミーティングで選手やコーチが順番に目標や決意を述べる中、鈴木コーチから話があった。
平井監督は「池江選手の性格からすると、絶対にこの大会の結果を気にしてくれていると思う。彼女に向けて強いメッセージをと思わなくても、頑張ってみんなが精いっぱいやることで池江選手の励ましになると思うので、まずはしっかり成績を出せるように精いっぱいやること」と話した。
大橋も「一緒に戦えないのはすごく残念だけど、彼女も彼女のことを頑張っている。私たちが結果を出したり、頑張る姿を見て勇気を届けたい。本人が一番思っていると思うけど、またこの場に立ちたいと璃花子が思えるように、自分たちも頑張りたい」と力強く語った。
今大会で金メダルを獲得すれば、その種目で東京五輪代表に内定。競泳競技は21日から行われ、大橋は初日の女子200メートル個人メドレー予選から登場する。