女子400リレー予選から日本新 「頼り」の池江不在でも 東京五輪出場枠も獲得
「競泳・世界選手権」(21日、光州)
競泳競技が始まり、女子400メートルリレーは日本(大本里佳、青木智美、佐藤綾、白井璃緒)が3分36秒17の日本新記録で全体5位となり、決勝へ進んだ。上位12カ国・地域に与えられる東京五輪出場枠を獲得した。
これまで女子400メートルリレーの日本記録は、池江璃花子、酒井夏海、青木智美、五十嵐千尋の4人で臨み、昨夏のジャカルタ・アジア大会でマークした3分36秒52。女子100メートルの日本記録52秒79を持ち、現在は白血病で闘病中の池江璃花子(ルネサンス)が、中心選手としてけん引していた。
リレー経験豊富な青木智は「去年おととしは池江選手に頼りがちな所もあった」と振り返る。「今年はそういう存在がいないので、個々に力を付ける年だと思っている。不在の中でも、しっかりと予選から日本新を出せたことは来年につながるいいレースだった」と納得の表情を浮かべた。池江不在の中で個々がしっかりとタイムを上げ、結果につなげた形だ。
決勝は21日夜に行われる。青木智は「さらに日本新を更新して、海外勢も強いと思うけど、1つでも順位を上げて行けたら」と意気込んだ。