横審、6度目Vの鶴竜を高評価 立ち合い改善要望

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は22日、東京・両国国技館で定例会合を開き、名古屋場所で6度目の優勝を果たした横綱鶴竜を高く評価した。矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は「気迫にあふれ、前に前にという好感が持てる相撲だった」と賛辞を贈った。

 矢野委員長は立ち合いの乱れについて、八角理事長(元横綱北勝海)に改善を要望した。会合では横綱、大関陣が模範を示すべきだとの意見が出たという。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は引き続き、各師匠を通じて力士に指導していくとした。

 全休明けで千秋楽まで優勝を争った横綱白鵬にも及第点を与えた。

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