八村 力強く野望語った“打倒米国” W杯で東京五輪で「勝てるチャンスある」
米プロバスケットボール・NBAに日本人で初めてドラフト1巡目指名され、ワシントン・ウィザーズに入団した八村塁(21)は22日、都内で日清食品とのグローバルスポンサーシップ契約会見に出席した。日清によると契約は複数年。6月20日のNBA入り以降、初の日本凱旋、国内での記者会見に、テレビカメラ30台以上、報道陣100社200人以上が集結。独特な“八村ワールド”を繰り広げ、W杯(8月31日開幕、中国)、来年の東京五輪での“打倒米国”を誓った。
日本初のNBAドラフト1巡目指名を受けた男は、やはり夢とロマンの塊だ。NBA入り以降初の日本での公の場に100社200人を超える報道陣が集結。国内の“バスケ熱”を感じながら、八村は21年ぶり自力出場となるW杯、44年ぶり出場となる東京五輪に向け、力強く“打倒米国”の野望を語った。
「どれだけプレー、日本バスケの持ち味を出せるか。米国や他国にも勝てるチャンスはいっぱいある」
八村を筆頭にグリズリーズとツーウエー契約を結ぶ渡辺雄太、NBAサマーリーグに挑戦した馬場雄大(A東京)、比江島慎(宇都宮)らかつてないタレントがそろう。
その中でもチームをけん引する覚悟はできている。「一番年下になるけど、リーダーシップを見せられるようにプレーで引っ張りたい。ディフェンス、オフェンス、リバウンド、いろんな部分で見せられれば」と宣言した。
30日から日本代表に帯同し、8月1日からの名古屋合宿で練習に合流する。テストマッチ5試合を経て、1次リーグで米国との対戦もあるW杯に挑む。「楽しみにしてます」。この日の日清食品との会見では、今後発売も検討される八村パッケージのカップヌードルをプレゼントされた。“麺”をたらふく食べた後、世界一歯ごたえのある“米”を食いにいく。