2019.07.26

東京五輪ビーチバレー会場で暑さ対策　軒並み熱中症の危険数値３０度超で

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　１年後に迫る東京五輪に向けて、組織委員会が２５日、ビーチバレー会場で初めて暑さ対策の検証を行った。会場入り口の大型ミストタワーからは極微細ミストを噴霧、セキュリティーレーンの日よけテントなど対策が施されたが、各所に設置されたＷＢＧＴ（暑さ指数）の計測機では軒並み環境省が「すべての生活活動で熱中症が起こる危険性がある」とされる３０度超えの数値を記録した。

　ミストの目の前に置いた計測機でも３０・５度。組織委の中村英正ゲームズ・デリバリー・オフィサーは「気象だけは到底コントロールできない。１つの対策ではすべてをカバーできない。細かくやっていく」。この日、１人の観客（１０代）が軽度の熱中症で救護室を利用した。組織委はデータを元に、さらなる対策を検討していく。