【柴田亜衣のゴールドアイ】瀬戸大也の金メダルを“確信”苦手背泳ぎトップで

 瀬戸大也
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 「競泳・世界選手権」(25日、光州)

 競泳男子200メートル個人メドレー決勝で、瀬戸大也(25)=ANA=が1分56秒14で金メダルを獲得し、競泳の日本勢で最初の東京五輪代表に決まった。瀬戸にとって世界選手権の金メダルは13、15年の400メートル個人メドレーに続いて3個目で、北島康介に並ぶ日本最多。28日の400メートル個人メドレーで北島超えを目指す。

  ◇  ◇

 瀬戸選手は積極的なレースをしました。(2種目目の)背泳ぎでトップに立った時点で、期待が持てました。一番苦手にしているのが背泳ぎと思っていますし、ひょっとしたら金メダル…という予感がしました。

 (3種目目の)平泳ぎに入ってから、自分が隣の選手よりも出ているのがわかったと思います。気持ち的にもそこでいけるんじゃないか、と気づいたのではないでしょうか。雰囲気的にも感じたはずです。

 泳ぎ自体は、調子がいいときの瀬戸選手でした。前日の200メートルバタフライで自己ベストを出したことで、気持ち的に乗った部分もあります。私は現役時代そうだったのですが、1回ベストが出ると、気持ちの面でもその後プラスに働いてくるのです。

 どちらかというと夏に調子がいい選手、というイメージでした。もっとも、4月の日本選手権の時点で調子が良かったし、トレーニングを含めて積み重ねてきたものが実になってきたのだと感じています。

 これで、おのずと東京五輪でも金メダルが目標になってきます。みなさんがそうであるように、私も期待しています。(04年アテネ五輪女子800メートル自由形金メダリスト)

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