小林陵侑が夏初戦V発進 「いいジャンプができている」と手応え
「ノルディックスキー・ジャンプ男子・サンピラー国体記念サマージャンプ大会」(28日、名寄市ピヤシリシャンツェ)
ノルディックスキー・ジャンプ男子で昨季、日本勢初のW杯個人総合王者に輝いた小林陵侑(22)=土屋ホーム=が28日、北海道の名寄市ピヤシリシャンツェ(ヒルサイズ=HS100メートル)で行われたサンピラー国体記念サマージャンプ大会を93メートル、91・5メートルの合計235・5点で制した。
夏の初戦を優勝で飾り「去年の勢いのままくらい、いいジャンプができている」と手応えを示した。苦手だったという名寄のジャンプ台で、2回ともK点(90メートル)を越え「対応能力はついたんじゃないかな」と実感した。
リヒャルト・シャラート新コーチの方針で筋力トレーニングを増やし、ももが一回り太くなった。W杯総合2連覇に向け「踏み切りのタイミングをまとめて冬に入りたい」と夏場のテーマを掲げた。