17歳西村碧が余裕の決勝進出 ベストトリックでミス挽回
「スケートボード・ストリートリーグ」(27日、ロサンゼルス)
女子準決勝は1月の世界選手権(ブラジル)を制した西村碧莉(17)=木下グループ=が4位で28日の決勝に進んだ。織田夢海(ムラサキスポーツ)は8位。男子は準々決勝を行い、第1戦で7位だった白井空良(ムラサキスポーツ)がトップ通過で28日の準決勝に進出した。昨年に3勝した堀米雄斗(XFLAG)と池田大亮(ムラサキスポーツ)は準決勝から登場する。
世界女王の看板を背負う西村碧が勝負強さを発揮した。45秒間で技を連発する「ラン」でミスを重ねてつまずいたが、一発技を争う「ベストトリック」で挽回。悠々と決勝に進み「普通にうれしい気持ち」と安どした。
ベストトリックの4回目で「リップスライド」を鮮やかに成功。全体で2番目のハイスコアとなる6・3点をたたき出し「練習では乗れていなかった技。明日の(決勝への)自信にすごくつながった」と喜んだ。
開幕まで1年を切った五輪の金メダル候補として注目度は増すばかり。周囲の期待は分かりつつも「特にそういうプレッシャーとかを感じずに、自分の滑りをすることだけに集中してやっていきたい」と自然体を強調した。