2冠で五輪内定の瀬戸が凱旋 復帰間近の萩野への思い「残り1枠。いいメッセージに」

 全日空関係者から祝福の花束を渡される瀬戸大也(右)=羽田空港(撮影・園田高夫)
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 韓国・光州で行われた水泳の世界選手権で、競泳男子主将として200、400メートル個人メドレー2冠を達成し、東京五輪代表に内定した瀬戸大也(25)=ANA=らメダリストが29日、羽田空港に帰国した。エースとして、主将としての役割を全うした瀬戸は「リオ五輪から積み重ねてきたものが、少し成果として出せた。来年の東京五輪に向けて、さらに気持ちが引き締まった」と、充実した表情を浮かべた。

 日本競泳界のエースとしての存在感を見せた瀬戸は、宿命のライバルに向けての思いも語った。リオ五輪400メートル個人メドレー金メダリストで、今季は精神面の不安から休養した萩野公介。その萩野は五輪に向けて、8月2日に開幕するW杯東京大会で復帰する。「ボーンってまた抜かれる気もするけど、それもまた刺激をもらえる」と心待ちにしつつ「(自分の内定で)個人メドレーはあと1枠になった。ピリッとすると思う。メッセージ的にはいいものになったんじゃないか」と、“待ってるぞ”という思いを言葉に込めた。

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