エース原沢久喜まさかの敗戦 19歳世界ジュニア王者に一本負け
「柔道・グランプリ大会」(28日、ザグレブ)
男女計5階級が行われ、男子100キロ超級は世界選手権(8月25日~9月1日・日本武道館)代表で2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜(27)=百五銀行=が決勝でゲラ・ザーリシビリ(ジョージア)に延長の末に一本負けし2位だった。世界選手権女子78キロ超級代表の素根輝(環太平洋大)、同78キロ級でリオ五輪代表の梅木真美(ALSOK)は優勝した。
日本のエース・原沢が不覚を取った。19歳の世界ジュニア王者に屈し「外国人選手の力強さを改めて感じた」。延長戦は小内刈りによる技ありで勝負あったかと思われたが、ビデオ判定で取り消し。直後に不用意に体を寄せたところを、強引な帯取り返しで背中から畳にたたきつけられた。東京五輪前哨戦の世界選手権まで約1カ月。「世界選手権、五輪で日の丸をセンターポールに掲げたい」。この苦い敗戦を糧にする。