「バレーボール・国際親善試合、日本３－０カナダ」（３日、青山学院記念館）

　世界ランキング１１位の日本が同６位のカナダに３－０のストレート勝ちを収めた。右膝の大けがから４度の手術を経て復帰した清水邦広（３２）＝パナソニック＝は３年ぶりの日本代表戦となった。

　試合後「ただいまです！」と笑顔であいさつすると観客の拍手に包まれた。第１セット途中から出場し、難しい場面での１得点。「本当にうれしい」と好プレーを振り返った。

　０８年北京五輪を共に経験した福沢達哉（３３）＝パナソニック＝とは涙を流し抱き合う場面もあった。４回も見舞いに訪れた戦友との合言葉は「現地集合」。異なる道を歩みながらも「ゴールが東京五輪だったらいい。２人でスタートラインに立てて感慨深い」と福沢も喜んだ。清水も「全て東京のために頑張っている」と思いは強い。大きな夢に向け、さらなる努力を重ねる。