奥原希望“イチ流”ラケットで五輪へ ミズノの岐阜・養老工場で製作「鋭い球がいく」
バドミントン女子の奥原希望(24)=太陽ホールディングス=と契約している用具メーカーのミズノが6日、奥原が5月から使用している新ラケットの特長をメディア向けに説明した。従来のコントロールしやすさに加え、反発性を高めたことで力強いショットを打つことも可能となり、奥原は「鋭い球がいく。前は(守備型で)粘り勝ち(が多い)と見られたが、攻撃が要所で見られ、プレーの幅が広がってきた」とコメントを寄せた。
約500本の試作品を経て完成した“イチ流ラケット”で東京五輪を戦い抜く。以前は中国製だったが、元プロ野球選手のイチロー氏の特注バットを作り続けたことでも有名な岐阜・養老工場で職人がほぼ手作りで製作するため、細部へのこだわりが可能になった。
新相棒とは優勝を経験していないが、19日開幕の世界選手権(バーゼル)はおあつらえ向きの舞台。「一番重要な大会。17年に続く優勝を目指して頑張りたい」と誓った。