競歩・鈴木「日陰がない五輪のコース再考を」 脱水症状の危険性を指摘
陸上の世界選手権(9~10月、ドーハ)競歩代表が8日、北海道千歳市で練習を公開した。男子50キロで日本記録保持者の鈴木雄介(31)=富士通=は意を決したように口を開くと、「日陰がほとんどない。コースを再考してほしい」と東京五輪コースの危険性を指摘し、問題提起した。
3日に午前6時から荒川河川敷を30キロ歩いた。「練習でも相当きつかった。試合でやったら脱水症状になる可能性は大いにある」と身をもって危険性を実感した。
もちろんコース変更が現実的でないことは百も承知。「暑さを感じないようなメンタルに鍛えること」と覚悟も決めている。狙うは世界選手権最上位メダリストになり、五輪代表入りを決めること。「その勢いで東京では金メダルを目指したい」と青写真を描いた。