友野一希がSP首位「いいスタート」 4回転-3回転着氷
「フィギュアスケート・げんさんサマーカップ」(11日、滋賀県立アイスアリーナ)
男子ショートプログラム(SP)が行われ、昨年の世界選手権で5位に入った友野一希(21)=同大=が73・33点で首位に立った。2位は昨季GPデビューを果たした16年ユース五輪金メダリストの山本草太(19)=中京大=で67・50点。
SPで初めて4回転2本を入れるプログラムに挑戦している友野は、冒頭の4回転トーループでステップアウトしたが、4回転サルコー-3回転トーループの連続ジャンプで着氷。続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒し「まだ全然上がってない状態。アクセルは全然体力が足りてない」と反省しながらも、「今季初戦でいいスタートだった」と手応えも残った。
これまでもフリーで4回転サルコーを2本入れる構成はあったが「違う種類は入れるのが難しい」と負担は大きい様子。それでも、12日のフリーでは「思い切ってできることを試したい」と攻めの姿勢を貫く。