ボルダリング男子 楢崎智、藤井、土肥が決勝へ 前年覇者の原田は準決敗退「力不足」
「スポーツクライミング・世界選手権」(13日、エスフォルタアリーナ八王子)
ボルダリング男子準決勝が行われ、今季のW杯総合王者の楢崎智亜(23)=TEAM au=は4つ課題のうち2つを完登し、2位で上位6人が進む夜の決勝進出を決めた。3完登のアダム・オンドラ(チェコ)が1位通過。日本勢では藤井快(26)=TEAM au=が3位、土肥圭太(18)=鹿児島県連盟=が4位で、計3人が決勝に駒を進めた。
杉本怜(27)=マイナビ=は7位、昨年の覇者の原田海(20)=日新火災=は9位、楢崎明智(20)=TEAM au=が13位、予選1位通過だった緒方良行(21)=神大=が14位で涙をのんだ。
前年覇者の原田は1完登にとどまり、連覇はならなかった。難度が大幅に上がった準決勝の課題に対応しきれず「仕方がない。僕が今持っている力は出せた。完全に力不足」と、認めた。