貴源治が夏巡業に合流 双子の兄・貴ノ富士と入れ替わり「最初、気付かれなくて」
大相撲夏巡業が13日、青森市で行われ、先場所、両足首を負傷し離脱していた幕内貴源治(22)=千賀ノ浦=が合流した。双子で顔も体形もそっくりな兄、十両の貴ノ富士が前日の山形・村山で一足早く巡業終了。入れ替わる形での参加となったため、「最初、(周囲に)気付かれなくて」と笑わせた。
先場所後はリハビリと治療に専念。まだ患部の状態は万全ではなく、今巡業では基礎運動が中心になる。「まわしを着けてやるのは全然違う」と、気持ちも高まった。
中学時代は双子でバスケットボールに打ち込み、ライバルは現在NBA選手の八村塁だった。前日の日本代表戦で35得点した八村もチェック。「アメリカでやっているから日本選手よりコンタクトプレーに慣れている。3ポイントシュートも判断力もすごい」とうなった。22日、日本VSアルゼンチンの試合を兄とともに観戦する予定で、久々に八村との再会を心待ちにした。