スケボー金メダル候補の堀米雄斗、東京五輪へ着々「最高のパフォーマンスを」
スケートボード男子で日本のエースで、拠点の米ロサンゼルスから一時帰国中の堀米雄斗(20)=XFLAG=が14日、都内で取材に応じた。7月に最高峰のストリートリーグ(SLS)第2戦(ロサンゼルス)で優勝し、世界最高峰の賞金大会であるXゲームも初制覇と絶好調。東京五輪に向けて期待も膨らむが、「もし出られたら金メダルを狙って頑張りたい。地元でせっかく五輪があるので、自分の最高のパフォーマンスを見てもらいたい」と腕をぶした。
目標としてきた世界最高峰の舞台で頂点に立つなど、夢を一つ一つかなえている。5月には悲願だった自身モデルのデッキも発売され、プロスケーターとして1つのステータスを達成。「出せてうれしかった。それに乗ってると(プロだと)感じる」と自信を深めたようだ。
9月には国際オープン(中国)に出場した後、3位以内で五輪出場権を獲得できる世界選手権(メキシコ)も控える。スケーターの宿命として、結果だけでなくオリジナルトリック(技)にこだわりを持つ堀米は「1つ1つの大会が目標なので、全力で頑張りたい」と力を込めた。
◆スケートボードの東京五輪への道
出場枠はストリート、パーク各種目とも男女各20人で、1カ国最大3枠。日本は開催国枠として1枠が与えられるほか、世界選手権で上位3人に入るか、SLSやデュー・ツアーなどの予選対象大会の成績からなる五輪ランキングで上位に入れば出場権が与えられる。