トライアスロン内定者出ず代表争い“無風”台風の影響で気温上がらなかったのに… 

五輪テスト大会で日本勢最高の35位だった古谷純平
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 「トライアスロン・東京五輪予選」(16日、お台場海浜公園)

 五輪本番のテスト大会を兼ねて男子が行われ、18年アジア大会覇者の古谷純平(28)=三井住友海上=が35位に入ったのが日本勢最高で、北條巧(博慈会・NTT東日本・西日本)が42位に入った。ニナー・ケンジ、石塚祥吾は途中棄権で、小田倉真はバイクでの周回遅れで打ち切り。日本は今大会3位以内なら五輪代表に決まり、16位までに入れば選考で有利になったが、男女ともに今大会での内定者は出なかった。

 前日は熱中症対策でランの距離が半分に短縮されたが、この日は台風が近づいた影響からか気温も上がらず、通常通り行われた。しかし、内定者はおろか代表争いも“無風”のまま終了。16位以内でも選考で優位に立てたが、前日の女子に続いて惨敗に終わった。

 ただ、日本勢トップの古谷の表情は明るかった。今年は膝やアキレス腱などのケガや体調不良が重なり、フルメニューで練習をこなせるようになったのは7月から。万全ではない中でスイム、バイクまでは先頭集団に食らいつく展開をつくり、「甘いかもしれないが、自分では100点」と胸を張った。

 気候や水質も問題ない様子。「五輪は夢なので自国で実現できるのは幸せ」と1年後に思いをはせた。

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