トライアスロン五輪会場、1日で水質改善「大腸菌死んだ」前日はスイム中止

 「トライアスロン・世界混合リレーシリーズ大会」(18日、お台場海浜公園)

 東京五輪テスト大会を兼ねて、最終日は五輪新種目の混合リレーが行われた。前日のパラトライアスロンでは、水質の悪化によりスイムが中止となったが、この日は通常通り実施。大会実行委員長を務めた日本連合の大塚真一郎専務理事は「(海水の)大腸菌が死んでなくなった」と説明した。

 16日午後1時の水質検査では、大腸菌の値が国際連合(ITU)が定める上限の2倍を超え、水質リスクが4段階で最も悪い「レベル4」に達したとして、17日のレース前にスイムの中止を決断。ただ、17日午後1時の検査結果では大腸菌のレベルが著しく低下し、最良の「レベル1」まで改善したという。

 11日に同会場で開催されたオープンウォーター(OWS)のテスト大会では選手から悪臭を指摘する声も上がったが、トライアスロン選手からは「臭いは気にならなかった」という意見が多かった。

 一時的な水質悪化の原因としては、台風10号の接近による降雨によって増加した河川の水が流れ込み、下水等も流入した可能性が高いとみられる。視察した東京五輪組織委員会の高谷正哲スポークスマンは「過去の調査で、お台場海浜公園は降雨の後に水質が悪くなる傾向にある。ただ、(17日は)日も照って水質が回復したのでは」と話した。

 水質だけでなく、暑さも大きな課題だ。15日に行われた女子は暑さによる熱中症のリスクを考慮し、通常10キロのランを半分の5キロに短縮した。テスト大会は4日間で予備日がなく、また交通規制も必要なことから競技日程や開始時間を柔軟に変更することができないことから、フォーマットを変更してでも予定通り競技を実施するしかなかった。

 五輪本番の大会運営は組織委員会が行うが、今回テスト大会を主催した日本連合は、運営や日程などで露見した課題を報告、進言するという。組織委大会運営会の森泰夫次長は、日本連合とも話し合いながら暑さや水質などの対策を改めて検討するといい、「選手が安全に競技を行えることが一番重要なこと」と強調した。

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