高安、左肘じん帯断裂で慎重調整「まだ相撲は取れない」
左肘負傷で先場所途中休場した大関高安(29)=田子ノ浦=が21日、東京・両国国技館で定期健康診断を受けた。患部の状態に関し「稽古ができるか分からない。まだ相撲は取れない。(回復は)半分くらいじゃないか」と、不安の口ぶり。
先場所、8日目の玉鷲戦で左肘を痛めた。その後、出場を続け勝ち越しの後、患部の状態は限界に達した。「左肘内側の靱帯(じんたい)断裂で約1カ月の治療を要する」と診断され途中休場した。
夏巡業を全休し、リハビリに専念してきたが完治にはまだ時間がかかる。26日の番付発表後の稽古、31日の横綱審議委員会による稽古総見も参加できるかは不透明だ。「今の段階では相撲が取れない。稽古場で痛めたところ以外のトレーニングをしている。しっかり治さないといけない。しっかり初日に間に合うようにコンディショニングしたい」と、力を込めた。