VRでド迫力!未来のスポーツ観戦 ソフトバンク「5G」臨場感たっぷり
「バスケットボール男子・国際親善試合、日本93-108アルゼンチン」(22日、さいたまスーパーアリーナ)
さいたまスーパーアリーナで開催されたバスケットボールの男子日本代表強化試合、日本-アルゼンチン戦に合わせ、ソフトバンクは会場内に第5世代移動通信システム「5G」のプレサービスとして、未来のスポーツ観戦を体験できるブースを設置。新たな楽しみ方をPRした。
これは、バスケットゴールなど特別な場所に設置したVRカメラなどで撮影した試合の模様を、会場内でVRヘッドセットやARグラス、タブレットで楽しめるというもの。5Gは大容量化、超高速化を目指す次世代ネットワークシステムで2020年のサービス開始を予定している。このシステムを使用し、臨場感あふれる観戦体験をより多くの人が会場で楽しむことが可能だ。
具体的には、VRヘッドセットでは、コートサイドと両バスケットゴールの3カ所に設置したVRカメラの視点を、試合シーンに応じて自由に切り替えながら観戦。ARグラスは、観客席からの試合光景に加え、別視点からの映像が重ねて表示される。またコートの半分を囲むように設置した30台のカメラで撮影した映像から生成する自由視点映像をリアルタイムでタブレットでも視聴が可能だ。
この日の試合には、今年のNBAドラフトで1巡目指名され、ワシントン・ウィザーズでプレーする八村塁も出場。より多彩な視点や楽しみ方でスーパースターのプレーを楽しむことができた。
実際にVRヘッドセットを着用しながら試合観戦した女性は、これまでにない映像で八村らのプレーを楽しんだそうで「試合を間近で見た感じ。今まで見たことがないような臨場感がある迫力映像でした」と驚くばかり。
ほかにも会場では顔認証で入場できる専用ゲートの設置などさまざまな未来技術を取り入れたシステムが公開された。
ソフトバンクの5Gプレサービス体験は、7月の音楽イベント「フジロック」に続く開催。今回は同会場で25日まで行われる5試合で実施される。
関係者は「スポーツと音楽はライブで楽しめるコンテンツ。未来の5Gサービスをぜひ楽しんだほしい」と、新しい未来型観戦体験を勧めていた。