飛び込み12歳・玉井が海外“武者修行” 経験不足解消のためGP出場へ
4月の日本室内選手権男子高飛び込みで史上最年少優勝した12歳の玉井陸斗(JSS宝塚)が11月のグランプリ(GP)マレーシア大会とシンガポール大会の出場を目指していることが23日、分かった。東京五輪を見据え、予選、準決、決勝と長時間集中力を維持して戦い抜く経験を積むことが目的という。
玉井のシニアの国際大会デビューは6月のGPスペイン大会。経験不足を課題とし、当初は優勝で東京五輪代表に内定する9月のアジア杯に出る計画だったが年齢制限で出場不可となった。GP大会は出場可。今後日本水連の常務理事会で派遣が承認される見込みだ。代表は2月の国内選考会を経て4月のW杯東京大会で決まる。
玉井はこの日、大阪市内でJOCジュニアオリンピックカップ12-13歳の部の高飛び込みに出場し405・20点で優勝。「シニアの大会でも自分が思う演技をして、メダルを獲得したい」と話した。