バスケ女子、台湾に快勝 3年ぶり復帰のエース渡嘉敷「もっとできる」
「バスケットボール女子・強化試合、日本91-59台湾」(24日、さいたまスーパーアリーナ)
世界ランキング10位の日本は同39位の台湾に快勝した。第1Qで31-11と大量リード。その後やや失速したが、格上のドイツ相手に金星を挙げた男子直後の試合とあって、流れに乗り東京五輪本番会場で躍動した。
リオデジャネイロ五輪以来約3年ぶりの公式戦復帰となったエース渡嘉敷来夢(28)=JX-ENEOS=は「少し緊張した」と苦笑い。自身のプレーについては「自分のところにプレッシャーが来たときにアシストしたり、走るバスケにつながるようにリバウンドも取れていたので悪くはないけど、もっと自分自身できると思っている。いい方向にチームを引っ張れるように頑張りたい」と振り返った。
トム・ホーバスHCは「波がありすぎる」と辛口だったが、それも愛情の裏返し。「まだまだ最高のバスケはやってない」と期待を込めて話した。
男子の試合後、渡辺雄太(グリズリーズ)が「女子の試合も応援してください」と呼びかけたように、大勢のファンが女子にも声援を送った。トムHCは「うちのバスケは面白いし楽しいと思う。速さや技術は高い。五輪までにもっとファンを増やしたい」。25日も同会場で男子はチュニジア戦、その後女子の台湾戦が行われるだけに「明日ももう1回チャンスがある」と拳を握った。