桃田賢斗が2連覇達成 腹ばいでガッツポーズ
「バドミントン・世界選手権」(25日、バーゼル)
各種目の決勝が行われ、シングルスの男子で昨年初優勝した桃田賢斗(24)=NTT東日本=が、アンダース・アントンセン(22)=デンマーク=を2-0(21-9、21-3)で下した。世界ランキング1位の王者が同9位の相手に貫禄を見せつけて日本男子初の2年連続世界一を達成した。
最後は飛び込みながらシャトルを拾い、相手コートに落とした。連覇を決めた桃田は腹ばいになったままコートを連打してガッツポーズ。全身で喜びを表現し、ユニホームの胸元の日の丸を引っ張りキスした。
試合直後のインタビューでは「こんなにスムースに優勝できるとは思わなかった。みんなに支えられたおかげです」と感謝の言葉が真っ先に口をついた。2020年五輪に向けてどうコンディションを保つか尋ねられると「五輪に照準を合わせるんじゃなく、1試合1試合、応援に来てくださるファンのみなさんのためにも、全力で戦っていきたいと思います」と謙虚に語った。
桃田は24日にB・サイプラニース(インド)を2-0で下し、決勝に駒を進めていた。
女子ダブルスの永原和可那(23)、松本麻佑(24)組(北都銀行)も、福島由紀(26)、広田彩花(25)組(アメリカンベイプ岐阜)を破り2連覇を飾った。女子で17年大会覇者の奥原希望(24)=太陽ホールディングス=は銀メダルだった。