「バドミントン・世界選手権」（２５日、バーゼル）

　各種目の決勝が行われ、男子ダブルスの保木卓朗、小林優吾組（トナミ運輸）は２０１３、１５年大会優勝のムハンマド・アーサン、ヘンドラ・セティアワン組（インドネシア）に１－２で屈した。日本勢は男子シングルスの桃田賢斗（ＮＴＴ東日本）、女子ダブルスの永原和可那、松本麻佑組（北都銀行）が大会２連覇を果たすなど、初の全５種目表彰台で昨年に並ぶ最多６個のメダル（金２、銀３、銅１）を獲得した。

　男子ダブルスの保木、小林組はインドネシアの強豪ペアに最終ゲームの末に敗れた。２回戦で敗退した１年前とは別人のようなプレーで銀メダルを手にし、小林は「メダルを取りにいこうと話をしていて頑張った結果。最後は悔しかったけど、良かったんじゃないか」とやりきった表情を浮かべた。

　この種目では日本勢で３番手だが、今季は格付けの高い７月のインドネシア・オープンで４強入りするなど飛躍を見せている。東京五輪代表争いでも大きな準優勝。保木は「ほっとしているが、この１回では五輪は無理。コンスタントに（結果を）出せるようにしないと」と気を引き締めた。