荒磯親方、力士会で久々着物姿 引退相撲への協力願い 髪型は「美容院で打ち合わせ」

 「大相撲秋場所」(9月8日初日、両国国技館)

 大相撲の荒磯親方(元横綱稀勢の里)と佐ノ山親方(元幕内・里山)が27日、都内・両国国技館で力士会を訪れ、関取衆に引退相撲への協力を願い出た。初場所で引退した荒磯親方は9月29日に、昨年九州場所で引退した佐ノ山親方は同28日に国技館で引退襲名披露大相撲を行う。

 久々の着物姿で2人並んで笑顔。荒磯親方は「1日違いなのも縁。一生の思い出になる。皆様に教えていただいてチケットも協力していただいて」と順調に売れた。佐ノ山親方は「荒磯親方の前夜祭と思って来ていただければ」と、チケット購入を訴えた。

 最後のまげ姿での仕事として佐ノ山親方の断髪式ではさみを入れる意向を示すと「そうなの?初めて聞いた。うれしいです」と佐ノ山親方を喜ばせた。

 まげ姿もあと1カ月。「さみしい。一日一日を楽しみながら。まげがなくなれば力士も最後。あと1カ月ですか」としみじみ。おしゃれな荒磯親方らしく断髪後のヘアスタイルも考えている。「これから美容院に行って打ち合わせ」と話した。

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