左肘負傷の大関高安は慎重…回復は「6、7割」 豪栄道は相撲取る稽古を再開
「大相撲秋場所」(9月8日初日、両国国技館)
大関高安(29)=田子ノ浦=が27日、東京・両国国技館で力士会に参加し、先場所負傷した左肘の状態に慎重な姿勢を見せた。まだ相撲を取る状態ではなく、「まずは若い衆とやって体力作り」と、慎重な調整が続く。
「(回復は)6、7割というところ。まずは治療して体を治す。焦る必要はない。どうしても腕が細くなるからトレーニングしないと」と話した。31日には横綱審議委員会(横審)の稽古総見があるが参加は未定。「相撲が取れるようになればやる。いい相撲が取れるなら出る」と、無理せず見極めていく。
8度目のかど番となる大関豪栄道(33)=境川=は先場所、負傷した右肩の回復も順調。この日、部屋で幕内佐田の海と相撲を取る稽古を再開させた。
「まだ相撲勘が戻ってなかった。体がなじんでくれば」。16年には初優勝した秋場所。「プラスに考えて前向きにいきたい」と、験(げん)のいい場所で復活を期す。