柔道・田代未来は銀、11分11秒の激闘も女王に及ばず 試合後は抱き合い涙

 準優勝に終わり涙を流す田代未来
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 「柔道・世界選手権」(28日、日本武道館)

 女子63キロ級決勝で、前回銀メダルの田代未来(25)=コマツ=が、2連覇中だったクラリス・アグベニェヌ(フランス)に敗れ、銀メダルだった。試合は延長にもつれ、11分11秒、アグベニェヌが払い巻き込みで技ありを奪い、激闘に終止符を打った。

 お互いに死力を尽くした。田代が大内刈りをしかけたところを、払い巻き込みで返され、技あり。ゴールデンスコア方式のため、ポイントが相手に入った時点で決着した。試合後は感極まった様子で抱き合い、健闘をたたえ合った。

 田代は初戦の2回戦で、中国選手に崩れ上四方固めで一本勝ち。3回戦ではベネズエラ選手に肩固めで一本勝ちした。準々決勝はオランダ選手に合わせ技で一本勝ち。準決勝はリオデジャネイロ五輪金メダリストのティナ・トルステニャク(スロベニア)と対戦。相手の反則により、決勝に進んだ。

 田代は4回目の出場で、14、15年と2大会連続で銅メダル。昨年は銀メダルを獲得した。五輪は16年リオデジャネイロ大会に出場したが準決勝で負け、3位決定戦でも敗れた。

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