宮川紗江が五輪へ決意「もう1回存在感を示したい」体操パワハラ告発会見から1年
体操の全日本シニア選手権(30日開幕、福井県営体育館)を控えた29日、有力選手たちが試合会場で最終調整を行った。リオ五輪女子代表の宮川紗江(20)=高須クリニック=は、予選落ちとなった4月の全日本選手権以来4カ月ぶりの復帰戦。「順調に練習を積めた。この試合で安定した演技をみせたい」と、意気込んだ。
ちょうど1年前に体操協会におけるパワハラを告発する会見を行った。この1年間は激動だったが、ようやく落ち着いて練習に打ち込める環境が整った。パワハラ問題については「今は特にない。明日の試合のことだけを考えている」とし、五輪に向けて「あと1年を切っている。もう1回存在感を示したい」と、誓った。