山県亮太が9月1日の記録会を欠場 腰の違和感 世界陸上代表入りは絶望的

 陸上男子100メートルで18年アジア大会銅メダリストの山県亮太(27)=セイコー=が29日、復帰戦に予定していた9月1日の記録会(富士北麓公園陸上競技場)を欠場することを発表した。

 この数日で腰に違和感を発症したため。所属先によると、リレーメンバーでの滑り込みを狙っていた9月開幕の世界選手権(ドーハ)の代表入りがほぼなくなる可能性を認識した上での決断。山県は自身のツイッターで「世界陸上の選考を兼ねていたため、残念ですが、今年も世陸はテレビで観戦することになりそうです」と、無念のコメント。その上で「来年はちゃんと走れるように初心に戻り出直してきます」と、前を向いた。

 昨季は日本人無敗で、自己ベストタイの10秒00をマークし、アジア大会で銅メダルを獲得するなど充実一途だった山県だが、今季は思うようにタイムが伸びず。6月中旬には気胸を発症し、同下旬の日本選手権を欠場していた。

 今後は9月下旬に行われる全日本実業団(長居)を照準に、調整していく。

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