体操ニッポン女子のエースで、昨年の世界選手権個人総合で日本勢初の銀メダルに輝いた村上茉愛(23)=日体ク=が29日、東京五輪を最後に現役を引退する意向を明らかにした。全日本シニア選手権(福井県営体育館)開催前日に記者会見で「一区切りは東京まで。そこに向けて頑張っていくことしか今は考えていない」と語った。
村上は2016年リオデジャネイロ五輪団体総合で日本の48年ぶりの4位に貢献し、17年世界選手権で日本勢では初めて種目別床運動の世界一に輝いた。東京五輪を見据え、今大会は得意種目で「東京が集大成になる思いを込めた」と新たな音楽で臨むという。