浜田尚里は連覇ならず銀、鍛え抜いた寝技も…マロンガに及ばず 女子78キロ級

 女子78キロ級決勝 一本を取られて準優勝に終わった浜田尚里=日本武道館(撮影・堀内翔)
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 「柔道・世界選手権」(30日、日本武道館)

 女子78キロ級決勝で、2連覇に挑んだ浜田尚里(28)=自衛隊=は2分24秒、マドレーヌ・マロンガ(フランス)に大外返しで一本負けし、銀メダルだった。

 決勝では先に技ありのポイントを取られた後に鍛え抜いた寝技に持ち込んだ。しかし、ここでは攻略仕切れず。その後、大外刈りをそのまま返される「大外返し」を受け、一本負けを喫した。

 浜田は初戦の2回戦でメキシコ選手に3分36秒、谷落としからの横四方固めで一本勝ちした。ベルギー選手との3回戦は開始42秒、大内刈りで一本勝ちした。準々決勝はポルトガル選手に1分13秒、崩れ上四方固めで一本勝ち。スロベニア選手との準決勝は、わずか49秒、腕緘(うでがらみ)で仕留めた。

 浜田は鹿児島南高で寝技を鍛えた。山梨学院大では強化の一環としてロシア生まれの格闘技サンボにも取り組み、4年のときには世界選手権も制した。柔道の世界選手権は前回、27歳のときに初めて出場し、28歳の誕生日に金メダルを獲得した。

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