小谷実可子氏 日韓の現状を憂える…「スポーツの分野で交流が生まれ、広がって」

 1988年ソウル五輪シンクロナイズドスイミングで銅メダルを獲得した小谷実可子氏(53)が31日、テレビ朝日系「サタデーステーション」にゲスト出演し、日韓関係が悪化している現状に「こういうときこそ政治と切り離してスポーツの分野での交流が生まれ、広がって欲しい」と関係改善を望んだ。小谷氏は日本オリンピック委員会理事を務めている。

 小谷氏は番組冒頭で自身について、「韓国のオリンピックで人生最高の思い出をいただいたひとりなので韓国の選手と一緒に励まし合ってきた。すごく複雑な思いと残念な思い」と心境を述べた。

 また、番組で、東京パラリンピックのメダルが扇をイメージしているものの、韓国の障がい者スポーツ団体から旭日旗を連想させると抗議があがっていることも視聴者に伝えた。

 小谷氏は「扇は未来に向けて可能性を広げていきましょうというイメージ」と旭日旗とは無縁であると主張。「アスリート同士は背負ってる国がどこであっても闘いを始めてしまうと、その種目でともに競い合って高め合っていく仲間のような意識があるんです。こういうときこそ政治と切り離してスポーツの分野の交流が生まれ、広がって欲しい」と政治とスポーツは別であるとの考えを示した。

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