錦織圭16強逃す サーブ不調…成功率は50%台

 「テニス・全米オープン」(30日、ニューヨーク)

 男子シングルス3回戦で第7シードの錦織圭(29)=日清食品=が世界ランキング38位のアレックス・デミノー(オーストラリア)に2-6、4-6、6-2、3-6で屈し、16強入りを前に敗退した。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は順当に勝ち、女子シングルスでは第2シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)らが3回戦を勝ち上がった。

 錦織が、初対戦だった20歳のデミノーの運動量と堅い守りにミスを連発した。「彼の守備がいつも以上に良かったと思う。深い球がしっかり返ってきて想像とは違った」と肩を落とした。

 苦戦の予兆はあった。1、2回戦で第1サーブの成功率は50%台と低く、サービスゲームのキープに苦しんでいた。先にブレークを許せば、サーブ力がある相手の勢いを止めるのは難しい。

 この試合も成功率は約56%と物足りず、失った3セットはすべて第1ゲームでブレークを許した。全盛期にあったショットの多彩さ、戦術の幅が消えている。カウンターを待つデミノーを緩急や角度のあるショットでいなす工夫も見られず、四大大会の連続8強入りは5大会で止まった。

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