朝比奈沙羅、悔し涙の銅 五輪代表争い1歩後退も「最後は東京で笑いたい」
「柔道・世界選手権」(31日、日本武道館)
女子78キロ超級は初出場の素根輝(19)=環太平洋大=が決勝でロンドン五輪女王のオルティス(キューバ)を下して金メダルを獲得。昨年女王の朝比奈沙羅(22)=パーク24=は銅メダルだった。男子100キロ超級はリオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜(27)=百五銀行=が、決勝でリオ五輪100キロ級王者のルカシュ・クルパレク(チェコ)に反則負けし、銀メダルだった。
朝比奈は2連覇を逃したがメダルは死守した。準々決勝で反則負けしたが敗者復活戦を勝ち抜いての銅メダル。「負けたから30点くらい。最後は東京で笑いたい」。東京五輪で金メダルを手にし、その後は医師の道に進むと公言している。素根の金メダル獲得で五輪代表争いの立場は苦しくなったものの、11月のGS大阪で存在感を示す。