ジョコビッチまさかの途中棄権 左肩痛で苦渋の決断「もうこれ以上ショット打てない」
「テニス・全米オープン」(1日、ニューヨーク)
男子シングルス4回戦で2連覇を狙った第1シードのノバク・ジョコビッチ(32)=セルビア=がスタン・バブリンカ(スイス)と対戦し、4-6、5-7で迎えた第3セットの1-2で左肩痛のために途中棄権した。第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)は8強入り。女子シングルス4回戦で第8シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)はペトラ・マルティッチ(クロアチア)を6-3、6-4で下した。
世界ランキング1位の昨年覇者にとっては早すぎる終幕となった。2セットを失って迎えた第3セット。ジョコビッチは1-2となったところで首を振りながらバブリンカに歩み寄り、握手を求めて抱き合った。「ここ数週間、左肩に痛みが続いていた。もうこれ以上、ショットを打てないと思った」と苦渋の中、途中棄権を決断した。
熱戦を期待したセンターコートの一部の観客からはブーイングも浴びせられ「申し訳ないと思う。せっかく見に来てくれたのに、最後までプレーできなかった」。不完全燃焼のままでコートを去った。