維新力 2度目の暴行起こした貴ノ富士は「本人から辞めざるを得ないんじゃないか」
大相撲の元十両でプロレスラーの維新力(58)が4日、TBS系の生番組「ゴゴスマ」に出演し、前日、付け人に暴行したことが発覚した十両貴ノ富士(22)=千賀ノ浦=について、引退を余儀なくされるとの見通しを示した。
貴ノ富士は昨年3月、付け人に暴行して1場所の出場停止処分を受けた。今回、8月31日に付け人に暴行したことが3日、発表された。被害力士に外傷はない。今後はコンプライアンス委員会が調査し、調査結果をもとに理事会で懲戒処分が検討される。
維新力は「昔なんか、お風呂の背中の洗い方だとか、ちゃんこのよそい方とかぐらいでも、昔はですよ、たたかれて覚えなさいっていう、悔しかったら強くなれっていう教えで僕らは育ってきましたけど」と、かつての角界での理不尽な暴力を振り返りつつ、「今は全く時代が違いますから」と強調。
「今回2回目ですから、ご本人から辞めざるを得ないんじゃないかなと。協会も今回かなり厳しいことをおっしゃってますんで。例えば1年間出場停止にしても番付も前相撲まで落ちちゃいますし。変な話、引退、自分からすれば退職金とかお金の話もいろいろ絡んできますんで」と、自ら引退を余儀なくされるとの見通しを示した。
まだ22歳、将来を嘱望されるだけに、惜しまれる再度の愚行。維新力は「やったことへの責任は…もったいないですけどね」と残念がっていた。