日本が米国に大敗…八村塁わずか4得点 「1勝でもできるように」順位決定戦へ
「バスケットボールW杯・1次リーグ、米国98-45日本」(5日、上海)
E組の最終戦で世界ランキング48位の日本は、同1位で大会3連覇を狙う米国と対戦し、45-98で大敗した。既に2次リーグ進出を逃していた日本は、エース八村塁(21)=ウィザーズ=が前半無得点、後半も4点に封じられた。3連敗の日本は順位決定リーグに回り、7日にニュージーランド、9日にモンテネグロと対戦する。
自らの目指す頂の高さを改めて知った。3連覇を目指す米国に、ダブルスコア以上となる53点差の大敗。第4Qは出番なく、ベンチで終戦のブザーを聞いた八村は「こういう結果になってしまったが、これからのためにいいものがつかめたんじゃないかと思う」と、自らに言い聞かせるように話した。
アメリカという“看板”が放つ空気にチームが飲み込まれた。試合開始からまったくシュートが入らず、4分40秒も無得点の時間が続いた。点差だけが開いていく。10月にNBAデビューを控える八村もマークが厳しかったとはいえ、わずか4得点。第3Qに見せた豪快なダンクが唯一の見せ場。惨敗だった。
W杯での戦いは続く。順位決定戦の残り2試合。「1勝でもできるように」と八村。屈辱を晴らす機会はきっとくる。その時まで成長の歩みは止めない。