卓球五輪代表争いへポイント調整せず T2ダイヤモンド第2戦中止で影響必至も

 今月26~29日に中国で開催予定だった国際卓球連盟(ITTF)公認の賞金大会「T2ダイヤモンド」第2戦が中止となったことを受け、日本協会の星野一朗専務理事は7日、都内で行われた日本協会の理事会後に取材に応じ、影響が懸念される東京五輪代表争いに「人為的に(ポイントを)調整することは考えてない」と救済策は設けないことを明かした。日本協会は既にITTFに抗議文を提出している。

 日本は現在、東京五輪代表レースのまっただ中で、今年1月から1年間の国際大会での成績からなる来年1月発表時の世界ランキングで日本勢上位2名がシングルス代表に決まる。

 今年新設され、年内に3大会行われる予定だったT2ダイヤモンドは、試合成績に応じて得られるポイントが通常の世界ランクにボーナスとして加算(優勝すれば1000ポイント)されるが、2大会に減ったことで代表争いへの影響も必至だ。第2戦には男子の張本智和、水谷隼、女子は伊藤美誠、平野美宇、石川佳純、佐藤瞳らが出場できる見込みだった。

 第3戦は11月21~24日にシンガポールで行われる。

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