バスケ日本5戦全敗の現実 “八村頼み”脱却誓う 求められるBリーグ選手の奮起

 13年ぶりに出場したバスケットボールW杯で5戦全敗に終わった日本代表が10日、中国から帰国した。日本人初NBAドラフト1位指名を受けた八村塁(21)=ウィザーズ=、NBA選手の渡辺雄太(24)=グリズリーズ=を擁し“史上最強”とうたわれたが、32カ国中31位で終戦。主将の渡辺は「今の日本なら世界と戦えるんじゃないかという自信をもって迎えたが、現実は甘くなかった。本当に厳しい戦いだった。自分も仕事をまっとうできなかったし、選手全員が悔しさを持ってる」と、唇をかみしめた。

 痛感させられたのは、“八村頼み”の現状。膝痛と疲労により八村が欠場した順位決定戦2試合は、明らかにチーム力が落ちた。馬場(A東京)は「塁が抜けて、自分たちのバスケが何なのか分からなくなった」と率直に明かし「誰がどうなっても“日本のバスケはこうだ”っていうのを作らないと」と、思いを巡らせた。

 東京五輪まであと1年を切る中で、求められるのは国内のBリーグ選手たちの奮起。田中大貴(A東京)は「このままではBリーグの選手は世界で活躍できない、力が足りないと言われる。もう1回力をつけてチャレンジしたい」と、危機感を募らせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス