サーフィンWG、村上舜が1回戦を1位通過「有名になりたい」と気合
「サーフィン・ワールドゲームズ」(11日、木崎浜海岸)
東京五輪出場権の懸かるサーフィンのワールドゲームズ(WG)の男子1回戦が行われた。昨年4位の村上舜(22)は29組を16・50点で1位通過。「リラックスして自分のサーフィンができた」と好調ぶりを振り返った。
「試合はいつも先手を取りたい」と挑む序盤で3本も波に乗ると、上位2本の合計点を13・84点にし、大きくリードした。その後は質の高い波を待つ様子を見せ、残り8分程で波に乗った。これが8・83点のエクセレントスコアとなり、合計点を伸ばした。「思ったより(波の)サイズは無かったんですけど、長い(波の)壁があって技数がたくさん入った」と今大会日本勢初の8点越えを喜んだ。
アジア最上位になると、条件付きで20年東京五輪の出場権を獲得できる。村上も五輪出場を目指しているが、その目的はサーフィンを広めること。「出といた方がいい。有名になりたい」とサーファーらしい大きな夢に気合を入れた。大舞台に近づくためにも「ゴールドを取りたい」。大会を制覇し、夢への距離を縮めにいく。