萩野「力を得た」 miwaとの結婚公表後初レース 全体1位で決勝へ
「競泳・茨城国体」(14日、山新スイミングアリーナ)
男子200メートル個人メドレー予選が行われ、不振による休養から8月に復帰した萩野公介(25)=ブリヂストン=は2分00秒44の全体1位で午後の決勝に進んだ。
シンガー・ソングライターのmiwa(29)と結婚することが明らかになって以降、初の公の場。「力を得たので、決勝も、2020へ向けても頑張ります。すごくうれしいです。ありがとうございます」と笑顔で語った。
「まずは自分の競技を全力でやりきることが第一」と萩野。決勝では、強化に必要な国立スポーツ科学センター(東京)の使用基準であるインターナショナル標準記録(1分59秒23)の突破が目標となるが「絶対切ると思ってるので、全力でやるだけ」と力強く語った。
◆萩野公介のここまでの歩み
▽19年2月16日 コナミオープン400メートル個人メドレー予選で自己記録より17秒以上遅いタイムに終わり、決勝を棄権。大会後に予定していたスペイン高地合宿も回避した。
▽3月15日 日本選手権欠場を発表し、休養を宣言。「理想と現実の結果の差が少しずつ開いていき、モチベーションを保つことがきつくなっていきました」とマネジメント会社を通じてコメントした。7月の世界選手権出場の可能性が消滅。
▽6月6日 会見で復帰を宣言。東京五輪へ「目標はずっとぶらさず複数種目での金メダル獲得」と話した。
▽8月3日 W杯東京大会(東京辰巳国際水泳場)で実戦復帰。男子200メートル個人メドレー決勝で、2分0秒03の3位。4日の200メートル自由形は1分50秒43の19位で予選敗退した。