大迫傑は3位で東京五輪内定決められず「正直、力負け」3枠目有利な立場も…

 「マラソン・グランドチャンピオンシップ」(15日、明治神宮外苑発着)

 男子は1位に中村匠吾(富士通)、2位に服部勇馬(トヨタ自動車)が入り、東京五輪代表に内定した。日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)は3位で、今大会では東京五輪代表の座を勝ち取れなかった。

 40キロを過ぎてからも中村、服部と激しい争いを繰り広げたが、一歩及ばず。レース後は「正直、力負け。真摯に受け止めたい」と認めた。また、「レースの中で焦った部分があり、それが最後に出た。設楽選手が行くのは予想していたが、普段はもっと後ろから進めるのに、前の方で進める形になった」とプランに狂いが生じたことをうかがわせた。

 終盤が起伏の激しいコースだったことにも触れ、「アップダウンがあり、最後は足が動かなかった」と振り返った。

 ただ、3位に入ったことで、今後行われるMGCファイナルチャレンジの3レースで、自身の記録を突破する2時間5分49秒を切る選手が現れなければ、大迫が3人目の代表になる。他の選手にとっては高いハードルとなるが、「安心はできない。3月まで不安は続く。コーチと相談して、待つのか、さらに自己記録を狙いにいくのか決めたい」と語った。

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