設楽悠太、大逃げ勝負で“玉砕”14位も「後悔?ないです」

MGCを終えた設楽悠太=明治神宮外苑(撮影・堀内翔)
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 「マラソン・グランドチャンピオンシップ」(15日、明治神宮外苑発着)

 前日本記録保持者の設楽悠太(28)=ホンダ=は、スタート直後から飛ばして独走したものの最後は失速し、2時間16分9秒の14位に沈んだ。

 設楽はレース前に「前半ハイペースでいけば誰もついてこないと思う。後半ペースを上げられないくらい、前半から突っ込んでいく」と宣言していた通りにスタートと同時に仕掛けた。一気に抜けだすと、その後は2位集団を大きく引き離して独走した。

 一時は後続に2分以上の差をつけ、完全な一人旅となったが、中間地点を過ぎたころからペースが落ち始めた。「(キツくなったのは)25キロくらい」。30キロ過ぎからは大幅にペースダウンし、37キロ過ぎでついに2位集団につかまると、抜かれた後はついていく余力が残されていなかった。

 気温が30度近くまで上昇する悪条件で予想以上にスタミナが削られ、想定していた逃げのプランは崩壊した。レース後は足を引きずり、椅子に座って取材に応じるなど息も絶え絶え。ただ、間違いなく今大会を盛り上げる起爆剤となった異端児は、レースプランについて後悔はないか聞かれると「ないです」とキッパリ言い切った。

 今回逃した東京五輪切符を狙うには、今後行われる対象大会に出場し、派遣標準記録2時間5分49秒を切るしか道がないが、「今は考えたくない」。とにかく全ての力を出し切った様子で「今は休みたいです」と率直な感想を漏らした。

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