大坂なおみ 5年ぶり大阪凱旋 試合会場はテニス人生の原点「3歳でした」

ダイアナ・ヤストレンス(中央左)の隣でジュニアの選手たちと記念撮影する大坂なおみ=ITC靭テニスセンター(撮影・佐藤厚)
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 女子テニス世界ランキング4位の大坂なおみ(21)=日清食品=が15日、初優勝を狙う東レパンパシフィックオープン(16日開幕、ITC靱テニスセンター)へ向け、試合会場で会見した。

 大阪市中央区出身の大坂にとって、同市西区のITC靱テニスセンターは幼少時に父に連れられ、姉とテニスの練習をした原点ともいえる場所でもある。「やはり私が小さい頃を過ごした特別な場所。ここでプレーしたんだなと振り返ることができる。ここで大きな国際大会に出られることをうれしく思う。観客の皆さんも東京とはまた違った方々でしょうし、楽しみにしています」と14年10月のジャパン女子オープン以来、5年ぶりとなる大阪での“凱旋試合”を心待ちにした。

 会見後にはサプライズで関西地区の12歳および14歳以下の女子ジュニアのトップ選手それぞれ15人にレッスンを行った。屋外コートに登場したグランドスラム覇者に、ジュニア選手たちからは驚きの声があがり、全員が思い出に残るラリーを行った。

 「このコートでテニスをしたことを覚えています。3歳でした」と振り返る大坂。レッスン後にはジュニア選手からの質問にも応じた。「どうしたらメンタルが強くなりますか」と問われると、「常に完璧にはできない。完璧を目指すけれど、完璧でなくとも勝つこともある。そして失敗してもそこから学べることがある」とアドバイスした。

 36回目を迎える大会は大阪で初開催。大坂は東京開催の16年(有明)、18年(立川立飛)で準優勝している。初優勝を目指す今回は第1シードのため18日および19日に行われる2回戦から登場する。

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