青学・原監督 MGC17位の“山の神”神野に「やってることは間違いではない」
青山学院大学陸上競技部の原晋監督(52)が15日、日本テレビ系の生番組「真相報道バンキシャ!」に出演し、この日、開催されたマラソングランドチャンピオンシップで17位に敗れたかつての教え子、“山の神”神野大地(26)について語った。
原監督は「走り方、フォームはずいぶん改良されたなあというふうに思います。そもそも彼は体格的にハンディーがありました。私が最初に出会った時には体重38キロ、身長160センチのホントに小柄な子だったんですね。そのままトレーニングを続けても、ここまで日本の代表争いのレースに出ることすらたぶんできなかったと思います」と指摘。「しかし彼はフォームの改造やあるいはケニアへの単身陸上留学、そのような改革をね、今やってくれてるのでね、決して僕は人生の中で無駄ではないと思ってるんです」と、神野の努力をたたえた。
レース後、メールで神野とやり取りしたという原監督は「あえて厳しいことを私、言わせていただきました」と打ち明け、「プロなんだから結果が全てだぞ。この結果を甘んじて受けなさい。ただ、君のやってることは決して間違いではないし、これからも俺は君の応援団だからな」と、神野に送ったメッセージを明かしていた。
また、優勝が駒澤大出身の中村匠吾、2位が東洋大出身の服部翔馬という結果を「ようやく箱根からマラソンの流れができましたよね」、「いっときですね、箱根がマラソンランナーをつぶすというようなことを言ってきた論評者もいました。決してそんなことはないんだと。箱根駅伝がマラソンの強化につながっているんだっていうことを、彼ら2人が証明してくれましたよね」と喜んでいた。