MGC視聴率 男子16・4%、女子13・5% 瀬古リーダー計40%期待も及ばず

 TBS系で15日に放送された「マラソングランドチャンピオンシップ東京五輪代表選考男子レース」の平均視聴率が16・4%だったことが17日、分かった。また、NHK総合で放送された「マラソングランドチャンピオンシップ東京五輪代表選考女子」は13・5%だった。

 来年の東京五輪の男女マラソン代表内定をかけた“ガチンコレース”は、午前8時スタートの男子をTBS、20分遅れの同9時10分スタートの女子をNHKが担当する、異例の同時中継となった。

 TBSは3部に分けて中継され、スタートからの51分間は8・5%、中間の午前8時51分から同11時06分は16・4%、最後19分間の同11時25分までは11・2%だった。

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(63)は開催前日の14日に「視聴率が気になるよね。男女合わせたら40%近くいくんじゃないか」と期待していたが、実際は合計29・9%と、及ばなかった。

 ちなみに現役時代の瀬古氏が出場した1984年ロサンゼルス五輪の男子マラソンは関東平均で48・8%と驚異の数字をマークしていた。

 男子は中村匠吾(27)=富士通=が2時間11分28秒で優勝。服部勇馬(25)=トヨタ自動車=が8秒差の2位となった。女子は前田穂南(23)=天満屋=が2時間25分15秒で優勝、鈴木亜由子(27)=日本郵政グループ=が2位に入った。

 (視聴率は関東地区、ビデオリサーチ日報調べ)

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