バスケ 馬場雄大がNBAマブスへ「夢への第一歩が始まる」
バスケットボール男子日本代表の馬場雄大(23)=A東京=が17日、東京都立川市内で会見し、NBAダラス・マーベリックスへの移籍へ向け、最終交渉に入っていると発表した。18日に渡米し、契約を締結する。渡米後はマーベリックスのトレーニングキャンプに参加し、その結果次第でマーベリックスでのプレー機会を得るか、下部Gリーグでのプレーになるかなどの詳細が決まる。馬場は6月に同チームのミニキャンプに参加し、7月のサマーリーグにも同チームの一員として4試合に出場するなどしていた。
馬場は「サマーリーグから始まり、キャンプも自分の強み、バスケットボールを見せることができてこういった経緯になった。日本バスケの発展のため、バスケットボールを始めたときからの夢だったNBA、アメリカでプレーするという夢への第一歩がやっと始められるということで、僕自身ワクワクしています」と語った。
マーベリックスからはサマーリーグでのプレー後、フィジカルのポテンシャルやプレースタイルが評価されたという。8月に入ってからオファーがあり、W杯後に詳細な契約交渉が始まっている。オファーについて馬場は「正直驚いたし、マーベリックスのGMの方ともお話をさせて頂いて『可能性のある選手だ』と言って頂いた。驚いたと同時に、僕の夢はここから始まるんだと心を固めた部分もあった」と振り返った。
また「最後のメンバーには入れれば、プレータイムを獲得し、(渡辺)雄太や(八村)塁と日本人対決をして、日本バスケにいいニュースを届けたい」と意気込んだ。
馬場雄大(ばば・ゆうだい)1995年11月7日、富山県富山市出身。奥田中から富山第一高、筑波大を経て、大学4年時にA東京に入団。198センチ、90キロ。足のサイズは30・5センチ。今月行われたW杯では、全5試合に出場。米国戦では27分弱プレーし、18得点の活躍を見せた。