朝乃山2敗死守で5人並んだ NBAオファーの同郷・馬場に刺激

 「大相撲秋場所・10日目」(17日、両国国技館)

 平幕朝乃山は志摩ノ海を寄り切って2敗を守り、初優勝した夏場所以来、2場所ぶりの勝ち越しを決めた。1場所での大関復帰を目指す関脇貴景勝も平幕正代を力強く押し倒し、勝ち越した。隠岐の海、明生の平幕2人がともに敗れて1敗がいなくなり、御嶽海を加えた5人が2敗でトップに並ぶ大混戦となった。

 止められるものなら止めてみろ。朝乃山が正々堂々真っすぐ当たって前へ出る相撲で志摩ノ海を寄り切った。立ち合い右を差し、相手におっつけられるのもおかまいなしに右を抱えての寄り。「左上手が欲しかったけど、止まったらダメと思って前へ出ました」と冷静に振り返った。

 上位陣と総当たりする西前頭2枚目で10日目の給金直し。先場所は東前頭筆頭で7勝止まりと上位のカベにはね返されただけに「先場所悔しい思いをしたのでうれしい。今場所は前へ出て負けるならいいと思って前へ出ているので相手が嫌がる相撲が取れている」と手ごたえを口にした。

 バスケットボールでNBAからオファーを受けた馬場雄大(アルバルク東京)は同郷の富山県出身で「面識はないけど、刺激を受けている。切磋琢磨(せっさたくま)して富山県を盛り上げたい」と発憤材料にしている。賜杯争いは5人が2敗で並ぶ展開。「残り5日、自分の相撲を取り切るだけ」と気合を入れ直した。

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